みだらな行為を繰り返すのはもう止めましょう

ニュースでは、教師や会社員が未成年の女子にわいせつな行為をして、逮捕されたなどの事件を見かけることがあります。
大人の男性が未成年の女性に対してわいせつ行為をするという事件が多発することは、由々しき事態であるともいえます。
ですが、そもそもまずこの「わいせつ行為」というのは、どのような意味合いで使われている言葉なのでしょうか。

ニュースを見ていると、わいせつな行為という言葉以外にも、「みだらな行為」「淫行」だったりと、別の言い方がされていることもあります。
これはどちらも同じ行為であると思われているかもしれませんが、実は厳密なところでは違いが存在しているのです。
実はこの「わいせつな行為」「みだらな行為」「淫行」という言葉は、法令によって規定されています。

わいせつな行為とは、刑法176条「13歳以上の男女に対し、暴行または脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、6月以上10年以下の懲役に処する。」
みだらな行為とは、東京都青少年育成条例18条の6「何人も、青少年とみだらな性交または性交類似行為をおこなってはならない。」
淫行とは、児童福祉法34条1項6号「何人も次に掲げる行為(児童に淫行をさせる行為)をしてはならない。」

具体的なところでは、「わいせつ行為」とされるものは、性交以前でかつ性的目的がある体への接触、衣服を脱がせるなどの行為にあたるといえます。
性交に至るまでになると、これは強姦罪にあたりますので、厳密な意味ではわいせつ行為からは外れることになります。
電車の中で行われる痴漢行為についても、性的目的がある体への接触ですので、これもわいせつ行為にあたります。
わいせつ行為の中でも、下着の中に手を入れるなどの行為になった場合、強制わいせつ罪が適用されます。

では「みだらな行為」「淫行」は何を指しているのかといえば、こちらが具体的には性交を意味しています。
ニュースでみだらな行為という言葉が使われた場合には、性交が行われたという意味になります。
未成年との「わいせつ行為」「みだらな行為」については、仮にお互いに同意があったとしても青少年保護育成条例に違反することになります。
しかし、仮にお互いに同意があればいいだろうと思い、どこからがわいせつな行為か自覚していない人もいるかもしれません。
自分自身をコントロールすることは当然ながら、実際に起こっているわいせつ行為の事例を見つつ、犯罪となるラインをしっかりと考えましょう。